イントネーションを知らずして英語の習得は無し?絶対知るべきパターンとは

英語お役立ち

英語における発音の大事な要素の1つとして、イントネーションというものがあるのを知っているでしょうか?

 

実はこの要素は非常に大事で、このイントネーションがちゃんとできているかどうかで英語の伝わり方が全く違うのです。

 

また、このイントネーションができれば一気に英語っぽさが増すので、ぜひ重要性を知っていただきたいところです。

 

そこで今回、英語におけるイントネーションを深掘りしていこうと思います。

 

英語の『イントネーション』は「リズム」と共に英語の最重要項目!

イントネーションとは、英語を話すと際の声の「高低」の変化のことで、

日本語で言うところの「抑揚」のことを指します。

 

英語では、この声の高さの「上げ下げ」の変化により、様々なことが表現できるのです。

 

逆に言えば、1つの言葉でもイントネーションの違いで意味が変わってしまうものもたくさんあるので、しっかり理解しておく必要があるのです。

 

イントネーションはなぜ重要?

実は、英語の発音を習得するうえで、最も重要なのは「プロソディ(リズムやイントネーション)」だということを発表している学者が多い。つまり、科学的に証明されているのです。

taison
taison

プロソディ/Prosody(韻律)」とは、音の「強さ」「長さ」「高さ」の基本3要素を変化させて起こる音声の変化のことです。

つまり、

  • 「強さ」「長さ」の変化=リズム
  • 「高さ」の変化=イントネーション

なので、プロソディ=リズムとイントネーションとなるわけですね。

 

 

よくよく考えれば、日本語を話している場面に置き換えても、

『コミュニケーションを取る』とは、『気持ちや感情を乗せた言葉で相手と接する』ことですよね?

 

英語のリズムやイントネーションは、日本語よりもさらに明確に、話し手の感情やニュアンスを表現できる要素であるため、これ無しではコミュニケーションを取れるとは言えないのです。

 

 

イントネーションの分類を理解しよう

イントネーションは、

 

①文法的に決まっているイントネーション

②話し手の意図で変わるイントネーション

 

の2種類に分類されます。

 

文法的に決まっているイントネーション

まずは、イントネーションの基礎ともいうべき、文法的なルールを知っておかなければなりません。

 

文法的にイントネーションが上がるルール

まずは、イントネーションが上がるルールです。

 

【ルール①】「Yes」「No」で答えられる質問・疑問のときは上がる⤴︎

「Yes」もしくは「No」で答えられる疑問文の文末は上がり調子に発音するというルールがあります。

 

・Are you ready?⤴︎
(準備はいい?)


・Don't you know the name of that building?⤴︎
(あの建物の名前を知らないの?)


・Are you good at cooking?⤴︎
(料理は得意?)


 

【ルール②】質問を聞き返すときは上がる

相手の言葉が聞き取れなかったときや、驚きのあまり聞き返すときは上がり調子の発音となるルールがあります。

 

A:Yesterday, Catherine was praised by the teacher.
(昨日キャサリンが先生に褒められていたよ。)

B:You praised who?⤴︎
(誰が褒められたって?)


A:I got a full score on the test yesterday.
(昨日テストで満点を取ったよ。)

B:A perfect score?⤴︎
(満点だって!?)


 

【ルール③】副詞節が文頭にくるときは上がる

主語+動詞の形(主節)を修飾する節を「副詞節」と言いますが、

taison
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・He runs.
(彼は走る)

彼は(主語)+走る(動詞) → 『主節

 

・He runs always.
(彼は毎日走る)

彼は(主語)+毎日(副詞)+走る(動詞) → 『副詞節

 

となります。

この副詞節が文頭にくるとき、言いたいことが終わっていないことを示すために上がり調子にするというルールがあります。

 

・Before you play a baseball game⤴︎, you need to warm up .
(野球の試合に出る前に、ウォーミングアップが必要です。)


・If you grant my wish⤴︎, I'll go on a date.
(私の願いを叶えてくれたら、デートしてあげるよ。)


 

文法的にイントネーションが下がるルール

次にイントネーションが下がるルールです。

 

【ルール❶】単純に情報を伝えるときは下がる

単に情報を伝える場合は、文末を下がり調子に発音するというルールがあります。

 

・He absented himself from class yesterday.⤵︎
(彼は昨日授業を休みました。)


・She won the tennis tournament.⤵︎
(彼女はテニスの大会で優勝しました。)


・We came to England on a trip.⤵︎
(私たちは旅行でイギリスに来ました。)


 

 

【ルール❷】命令文のときは下がる

誰かに何かをして欲しいときや指示するときのように、動詞の原形から始まる命令文となるときは文末を下がり調子にするというルールがあります。

 

・Be quiet!⤵︎
(静かにして!)


・Don’t worry.⤵︎
(心配しないで。)


・Don't talk to me!⤵︎
(話しかけないで!)


 

【ルール❸】感嘆文のときは下がる

強い感情が出る「What」または「How」で始まる感嘆文の場合は文末が下がり調子になるというルールがあります。

 

・How good you are!⤵︎
(あなたはなんていい人なのでしょう!)


・How cute she is!⤵︎
(あの娘はなんて可愛らしいのでしょう!)


・What a wild man he is!⤵︎
(彼はなんてワイルドな男性なのでしょう!)


 

【ルール❹】疑問詞で始まる質問のとき

疑問詞の「What」「Who」「When」「Where」「Which」「Which」「Why」「How」で始まる疑問文の文末は下がり調子になるというルールがあります。

 

・How old are you?⤵︎
(あなたはいくつですか?)


・Where did you come from?⤵︎
(あなたはどこからやってきたの?)


・Which do you like better, meat or fish?⤵︎
(あなたは肉と魚どちらが好きですか?)


・What's your job?⤵︎
(あなたの仕事はなんですか?)


・Why are you depressed?⤵︎
(何で落ち込んでいるの?)


・Who broke this plate?⤵︎
(このお皿を割ったのはこれですか?)


 

『and』『or』には要注意!

複数のものや複数の事柄・選択肢を述べたり、質問したりする際は、

「and」もしくは「or」の前を上がり調子、

後ろを、下がり調子で発音するというルールがあります。

 

【2つの場合】
I like dogs, and cats.
(私は犬と猫が好きです。)

taison
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このようにandは最後のものの前につけます。


【3つの場合】
I like baseball, soccer, and tennis.
(私は野球とサッカーとテニスが好きです。)

taison
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このように3つ以上挙げるときは、andの前はいくつあっても上がり調子になります。


【複数の事柄を質問する場合】
Is that your book or Michael's?
(あれはあなたの本ですか?それともマイケルのですか?)

taison
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このとき疑問文でも最後は下り調子になることに注意しましょう。


 

話し手の意図で変わるイントネーション

ここからがイントネーションの最も重要なポイントです。

 

実は、これまで述べてきたイントネーションの決まり事は、話し手の意図や感情で容易に変わってしまうのです。

 

会話をする際、『意図や感情』を込めないということはほとんどないと思いますので、この『意図と感情』を考慮したイントネーションをしっかり理解しておきましょう。

 

では、1番例で挙げることが多い

「Excuse me.」

で見ていきましょう。

 

基本的に「Excuse me.」はあなたもよく知っている通り、

ちょっとすいません。

失礼します。

という意味ですが、実はイントネーションによって最低でも3つの「意味の違い」を表現できるのです。

 

①Excuse me.
(ちょっとすいません。)

taison
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このように下がり調子なイントネーションで発音するのが、通常の意味となります。

②Excuse me.
(もう一度言ってもらえますか?)

taison
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相手に言われていることがうまく聞き取れず、もう一度言って欲しいときは最後は上がり調子にするとこのような意味として伝わります。

③Excuse me.
(何を言っているんだ!)

taison
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このように、先程よりもかなり強めのイントネーションで何かを言われたことに怒る場合も「Excuse me」で伝わるんです。

 

他にも同じ言葉でもイントネーションの変化で意味が多数ある例

人の名前を呼ぶだけでも、イントネーションによっていくつもの「意味の違い」を表現することができます。

 

今回は「George(ジョージ)」という名前で見てみましょう。

 

George.
「ジョージ。(ちょっといい?)」

taison
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このときが通常の下がり調子のイントネーションです。

 

George.
「ジョージ?(どうしたの?)」

taison
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このように上がり調子のイントネーションにすると、「どうしたの?」や「ジョージなの?」

などの疑問的な意味になります。

 

George.
「ジョージ。(あきれた!)」

taison
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このように、ため息混じりに強めの下がり調子のイントネーションになると、相手に対して呆れたような表現となります。

 

George.
「ジョージ!。(何やってんだ!)」

taison
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このように、強く上がり調子で発音すると、「何やってんだ」「何てことしたんだ」のように怒り混じりの表現となります。

 

 

このようなパターンもあります。

 

例えば、下の例を見てみましょう。

このように「interesting」を上がり調子で発音すると、本当に「面白いね!」とテンションが上がっているように聞こえますが、

こちらのように、「interesting」を下り調子で発音すると、言葉では「面白いね」と言っていても、言われた相手は「I don't care.」(興味ないよ)と言われているのと同じ意味で捉えてしまいます。

 

このように、同じ言葉でもイントネーションの上げ下げで全く違う意味になるため、イントネーションの習得は英語を話す上で必須と言えるのです。

 

単純に情報を伝える文でも上がり調で疑問文になる

例えば、

That is my note.
(あれは私のノートです。)

That is my note.
「あれは私のノートですか?)

 

このように文だけ見るとただの陳述文(ただ情報を伝える文)ですが、語尾を上がり調子のイントネーションにするだけで、疑問文として受け取れるようになるのです。

 

驚いて聞き返すときは上がり調子の無双状態

まだあります。

 

例えば、

ある情報を聞いたとき、驚きのあまり聞き返すことはありませんか?

 

そのようなときは上がり調子のイントネーションの無双状態となります。

 

Actually, I proposed to Catherine yesterday.
(実は、昨日キャサリンにプロポーズしたんだ。)

What!?(なに?)

Really!?(本当に?)

Excuse me?(もう一度言ってくれる?)

You proposed to Catherine!?⤴︎(キャサリンにプロポーズしたって!?)

 

このように驚き聞き返すときは、通常下がり調子のイントネーションになる疑問詞からの疑問文も、ただの陳述文も、全て上がり調子のイントネーションと化すのです。

 

英語のイントネーションを効率よく身につける方法とは?

英語のイントネーションの重要性が分かれば、あとはひたすらイントネーションに慣れるだけです。

 

とは言え、何からどう学習していいのか分からないという人のために、おすすめの教材と学習方法を紹介しておこうと思います。

 

オススメ教材

おすすめは、音読教材の定番『英語・ぜったい』シリーズです。

CDも付属しているため、初級〜中級向けのリズム習得用教材としても十分活用できます。

 

ただ大前提として、文の意味と構造がしっかり理解できなければ効率の良い学習はできません。

 

そのため、まだまだ初級レベルの人は背伸びせず、「入門編」から。

中級者以上は「挑戦編」を選ぶと身の丈に合った学習ができるはずです。

 

目安としては、

 

  • TOEICのスコアが470点までの人は「入門編」
  • 470点〜600点程度の人は「挑戦編」

 

を選ぶと良いでしょう。

 


英会話・ぜったい・音読(入門編) CDブック (Power English) [ 国弘正雄 ]


英会話・ぜったい・音読(標準編) 頭の中に英語回路を作る本 CDブック [ 国弘正雄 ]

 

【学習方法】段階的にレベルを上げてリズムに慣れよう

リズムに関しては、『とにかく聞いて慣れる』これに尽きます。

 

ただ、漠然と聞き流すだけでは間違いなく意味がありません。

 

以下のように少しずつ英語のイントネーションに慣れるにつれて、難易度を上げながら学習を進めていくと非常に効率的です。

 

ディクテーションで実力を分析

はじめは、お持ちの教材でディクテーションをやってみましょう。

【ディクテーションの流れ】

①英文を一文聞いたら一旦音源を止めて書き取る。

②一度で聞き取れない場合は、もう一度繰り返し聞く。

③聞き取れる文がもうないというところまで繰り返し聞いてみる。

④すべて書き終えたら、書いた文を自分なりに見直して間違いがないか確認する。
※ここまでは実際の英文を先に絶対に見ない

⑤実際の英文と照らし合わせる

⑥間違っていた部分を意識しながらもう一度英文の音源を通して聞く。

taison
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英文の音源を聞くときは、全てを正確に聞き出そうというのではなく、必ず英文の意味理解しようとすることを意識して聞くことが非常に大事です。

 

 

すべての工程を終えたら、その段階での自分の英語力を一度分析しましょう。

 

まずは、英文の音源を聞き取れなかった場合、

実際に英文を読めば意味を理解できるのか、それとも英文を読んでも理解できないのかを見極めると、

英文を実際に読んでも意味を理解できない場合

→  そもそもの英単語の基礎が足りていない

➡︎イントネーション以前にとにかく英単語を叩き込め

英文を実際に読めば意味を理解できるが聞き取れない場合

→  固有の発音を聞き慣れていない

→  リズムやイントネーションを聞き慣れていない

→  スピードについていけてない

➡︎ とにかく英語を聞き慣れろ

 

自分の弱点を分析しやすくなります。

 

ディクテーションが済んで自分の英語力の分析ができたら、オーバーラッピングから少しずつ難易度を上げていきましょう。

 

【レベル0】アイシャドーイング

音源を聞いて、なんとなく理解できるレベルであれば、ここから始める必要は無いと思いますが、自信がない人はここから始まることをオススメします。

 

ここで大事なのは、語尾のイントネーションの上げ下げを必ず注意深く聞くことです。

 

慣れるまでは、⤴︎⤵︎や✔︎をつけておくと後で確認しやすいので便利です。

 

そして、余裕が出てきたら、「弱く・速い」発音をしているところのリエゾンにも注目してみると良いでしょう。

 

【レベル1】『オーバーラッピング』

オーバーラッピングとは、

音源と同じ内容の英文を見ながら、流れる音声と同時に発音していくという方法のことを言います。

 

オーバーラッピングは英文を見ながらの作業なので、初期段階で行うなら非常に適した学習方法だと思います。

 

ただ、注意点としてはオーバーラッピングは、

①英文の意味を意識して行う

②発音を意識して行う

 

という2つの方法を分けて別々に繰り返すということです。

taison
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人の脳の構造的に2つを同時に意識して行うことはかなり難しく、

同時にやろうとするとどっちつかずの中途半端な学習となってしまうのです。

 

【レベル2】英文を見てリピーティング

リピーティングとは、

音源と同じ内容の英文を見ながら音声を一度聞き、一旦止めて、そのあとに音声を流さずに同じ英文を見ながら音読していくトレーニングです。

 

リピーティングは、オーバーラッピングと違い音声が流れていない状態で音読するため、やや難易度が上がります。

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ここでもオーバーラッピング同様、英文の意味を意識する方法と、発音を意識する方法の2パターンを行うことが大切です。

 

【レベル3】ルックアップ&セイ(Look-up & Say)

ルックアップ&セイ(Look-up & Say)とは、

音源と同じ内容の英文を見ながら音声を一度聞き、一旦止めて、次に英文を見ないように顔を上げて(ルックアップ)暗唱(セイ)する方法です。

 

リピーティングとかなり似ていますが、音声を一度止めたあとは英文を見ないで暗唱する点が、また難易度を高めます。

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こちらも一言一句正確に行おうとせず、意味を意識しながら暗唱することが大切です。

 

【レベル4】英文を見ないでリピーティング

ルックアップ&セイがスムーズにいくようになってきたら、

次は、先程のリピーティングを英文を見ずにやってみましょう。

 

【レベル5】音読

リピーティングに慣れたら、音源を止めて自力で音読してみましょう。

 

ここにきて音読?と思う人もいるかもしれませんが、起きやすいといってもただダラダラと英文読むわけではありません。

 

ここでも発音の全ての要素に集中して、音源とそっくりに発音できるようになるまで繰り返し練習することが重要なのです。

taison
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音読は、英語を習得するために必要な「音声」「英文」「意味」の3つを結びつけることができ、

第二言語習得理論においても『「音読」こそが全ての基本』と断言されるほど重要なトレーニングなのです。

 

音読の難しさに気づき、苦戦した場合は、一旦オーバーラッピングやリピーティングに戻り、何度も確認してから再び音読に挑戦してみましょう。

 

【レベル6】シャドーイング

英文を見ないでリピーティングができるようになったら、

 

仕上げにシャドーイングです。

 

シャドーイングとは、

英文を見ずに音声が流れた少し遅れて、影(シャドー)の様に音源通りに声に出して追いかけていくトレーニングです。

こちらももちろん、英文の意味を意識する方法と発音を意識する方法の2パターンで行いましょう。

 

これは、英文を聞き終わる前に発音していかなけらばならないため、かなり難易度が高くなります。

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シャドーイングのトレーニングをする段階になれば、リスニングの能力はかなり上がっていると思って良いでしょう。

 

TOEICリスニング対策をする場合は公式問題集に切り替えよう

TOEICのリスニング対策をする人は、『英語・ぜったい』シリーズを攻略したら、次は実際に公式問題集のリスニング対策に移行するのもおすすめです。

イントネーションの基礎ができたあなたなら、かなり公式問題集の音声も聞きやすくなっているはずです。

 

 

いかがでしょうか?

 

まずはとにかく英語のプロソディからです!

騙されたと思って取り組んでみましょう。

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