イングリッシュブートキャンプの価格は高い?
イングリッシュブートキャンプは、たった2日間(20時間)で英会話習得が可能となる超短期集中型英会話スクールとして、注目を集めています。
ただ、口コミを見てみると
「2日で10万は高い」
いまやオンライン英会話なら一年で5万で話し放題のところもありますから、2日で10万は高いなと感じました。アフターフォローとか、受講前のインプットフォローとかあればまだ良いのですが。
takasan
男性 / 40代前半 / 2017年頃から 1~3ヶ月間 / 中級
(口コミサイトより)
などの意見がけっこうあるようです。
そこで、イングリッシュブートキャンプの受講費用は実際に高いのか、他の短期集中型の英会話スクールと比較して調べてみました。
他の短期集中型英会話スクールの1時間あたりの価格と比較
イングリッシュブートキャンプは、2日間(20時間)という短い期間なので、
他の短期集中型英会話スクールとそのまま比較はできません。
イングリッシュブートキャンプが高いのかそうでないのかがイメージしにくいのはそういう理由でもあります。
そこで今回は同じ条件で比較できるようにするため、1時間あたりの単価を算出します。
そうすれば他の短期集中型英会話スクールと比べて高いのかが明確に分かると思います。
ただ、短期集中型英会話スクールも多数あり、それぞれタイプも違うため、今回は、イングリッシュブートキャンプと比較的条件の近い
・短期集中型プログラム(3か月以内)
・大手英会話スクール
・グループレッスン
という条件を満たした英会話スクールを対象として比較していきます。
ハイスピード英会話(レギュラーコース5日間)
期間 | 5日間 |
価格 | 185,000円(宿泊費・食事代込み) |
1時間あたりの価格 | 4,300円 |
入会金 | なし |
定員 | 1クラス最大6名 |
ハイスピード英会話は、イングリッシュブートキャンプと同様に合宿制となります。
内容的には、入学金なし・食事付き・5日間という短期間・日本語禁止ということから、最もイングリッシュブートキャンプに近いと言えるでしょう。
このハイスピード英会話とイングリッシュブートキャンプを比較される方も多いかもしれません。
・レギュラーコース(5日間、7日間、13日間)
・ビジネスコース(5日間)
の中から自分に合ったコースを選べる
・宿泊も込み
その中でも、レギュラーコース(5日間)の特徴は、
- ・Question Training ~英語で考え英語で話す「英語脳」へ~
- ➡︎ 中学校で習う簡単な文法をもとに外国人講師が1分間に矢継ぎ早な質問を繰り返すことで、「スムーズに答えられない」「目をそらしてしまう」という弱点を克服し、文法の正確性よりも、「目をさらさない」「はっきりと大きな声で」「姿勢を良くする」など、外国人相手に自信を持って話すために必要な力を身につけます。
- ・One-Minute Speeches ~1分間スピーチ~
- ➡︎ 身近な話題から実際のビジネスで使う話題まで、1分程度のスピーチを英語で行い、表情や声の抑揚をつけた表現力など、スピーチに必要なコミュニケーションスキルを学びます。結果、最終日には原稿等を見ずに、7~10分程度のスピーチが可能となります。
・Problem Solving ~海外でのトラブル対処法~
➡︎ 海外での様々なトラブルの事例を再現し、解決方法を自分で考えながら英語で対処するトレーニングを行い、英語での交渉力、論理的思考力、正しい説明能力を身に付けることが出来ます。
このようなカリキュラムを組んでおり、バランスの良い英会話の習得が見込めます。
この内容で、1時間あたりの価格が4,300円というのは非常にコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
ECC外語学院(グローバルコミュニケーション集中コース)
期間 | 3か月 |
価格 | 195,600円〜439,920円 |
1時間あたりの平均価格 | 4,237円 |
入学金 | 22,000円 |
ECC外語学院は、英会話スクールの中でも非常に知名度も高く、一度は耳にしたことがあるでしょう。
コースも様々種類がありますが、
その中でも、グローバルコミュニケーション集中コースは、
3か月という期間が、イングリッシュブートキャンプに比べやや長めですが、
ECC外語学院のコースの中では最も短期集中型で、
平日の日中は忙しくて通えない方のための週末集中して学習するコースとなっているためイングリッシュブートキャンプの比較対象としています。
特徴は、
「基本」⇒「強化・定着」⇒「実践」
という構成になっているところです。
「基本」では、
➡︎ バイリンガル講師により文法・リーディング・語彙などをインプットし、外国人講師により文化背景などを学習しながらリスニング、スピーキング、ライティング力を強化し、基礎を固めます。
「強化・定着」では、
➡︎ 文法を学びながら、会話やインタビューニュース記事の問題に答え、文法強化・速読力やスピーキング力の強化を図り、「基本」で身につけたものを定着させます。
「実践」では、
➡︎ 外国人講師によりスピーキングレッスンを重ね、さらにライティングでEメールはもちろん、SNSの投稿や会議メモ、議事録など、日常生活に直結した内容で、あらゆる実践的な会話力を身につけます。
この構成を1日で行い、最も効率的なカリキュラムとなっているのです。
メリット・通常の仕事をしながら週末の休みを有効に使える
・大手英会話スクールのため九州から関東まで広い範囲で受講できる
今回比較した英会話スクールの中では、1時間あたり平均価格は最も安いようです。
アルプロス(1か月集中プログラム)
期間 | 1か月 |
価格 | 231,000円〜712,800円 |
1時間あたりの平均価格 | 4,465円 |
入学金 | 30,000円 |
定員 | 最大4名 |
アルプロスは「グローバル・ビジネス」「海外進学・留学」「苦手意識の克服」など、様々な国際社会においての英語シーンに対応することに特化した、短期集中専門の総合英語(話す・聞く・読む・書くの英語4技能)教育です。
特徴は、
圧倒的な学習時間
アルプロスは、
・1日3レッスン、週5回のベーシックコース(1か月60レッスン)
・1日5レッスン、週5回のプレミアコース(1か月100レッスン)
が設けられています。1レッスンが50分なので、ベーシックでも1か月50時間、プレミアコースでは約83時間という圧倒的な学習時間となるのです。これは、一般的な英会話スクールの1ヶ月〜半年に相当する時間を1週間で消化させる量ということになります。
できる感覚をつかむ
英語の学習には、「理解(Input)→練習・運用(Intake)→産出/経験(Output)」といったたどるべきプロセスがあり、これらのトレーニングを間隔を空けずに短期間で集中しまとめて行うことで、英語が使いこなせる感覚を養います。これによりやる気や自信へとつながり、自学自習も必然的に増加し、伸びる循環へスムーズに入ることができるます。
英語全技能学習
アルプロスでは1日の学習時間が長いため、1日の授業に必ず「話す・聞く・読む・書く」4技能別すべてのレッスンを取り込んだカリキュラムとなっています。このような4方向の角度から英語を使うことにより、脳を刺激し効率的かつ相乗的に英語力を高めることができます。
メリット・圧倒的な学習時間により、言語学的に1200時間以上必要といわれる、第2言語習得にかかる絶対時間にたった1か月で到達できる
・10段階という細かくレベル別と目的別に設定された少人数クラスに分かれるため、どのレベルの人でもスムーズに受講できる
このクオリティで1時間あたりの平均価格が4500円を切るというのは驚きです。
イングリッシュブートキャンプ
期間 | 2日間(20時間) |
価格 | 98,000円(食事代込み). |
1時間あたりの価格 | 4,900円 |
入会金 | なし |
特徴は、
短期集中型英会話スクールの中でも群を抜いて短い学習期間
イングリッシュブートキャンプでは、学生時代にStockしてきた知識を起動させ「喋る」ということに徹底集中したAction型に特化しており、無駄な文法の授業や解説などはなく、とにかく時間の許す限り喋りまくることで、たった2日間という国内最短・最速の期間で英会話を上達させることが実現可能にしています。
英会話に対する考え方を変える
①正確な英語でたくさん話す
②正確な英語で少し話す
③不正確な英語だがたくさん話す
④不正確な英語で少し話す
メリット・とにかく日本で最速で英会話を取得できる
・総合商社人材育成部門と共同開発したプログラムにより受講後に様々なビジネスの場面で活用できる英語が学べる
・どんなレベルの方でも、今理解できる単語のみで会話を成立させ、コミュニケーションを取れるように優秀な講師陣が自分の最大限の英会話力を引き出してくれる
それぞれの1時間あたりの価格を、比べると下の図のようになります。
残念ながら、この図を見る限りイングリッシュブートキャンプは、やはり価格自体は他の短期集中型英会話スクールに比べやや割高ということがわかります。
イングリッシュブートキャンプは割引はない?
イングリッシュブートキャンプ 割引
で検索すると、
平日割引き・遠方サポート割引
というような情報を目にすることがあります。
実際のところどうなのか、直接問い合わせてみました。
2年以上前には割引を行っていた時期も合ったようですが、2020年2月現在は残念ながら割引制度はどれも行っていないようでした。
受講料だけじゃない!イングリッシュブートキャンプでかかるトータルの費用
イングリッシュブートキャンプは入学金などはかかりません。
しかし、かかる費用は、受講料だけだと思っていませんか?
そうです。
移動費と宿泊費
を忘れてはいけません。
移動費と宿泊費があることも忘れずに
そこで、今回は大阪・名古屋・福岡・札幌の主要な4つの地方都市からイングリッシュブートキャンプの開催地である二子玉川までの移動費と宿泊費も算出してみたいと思います。
※その際、移動時間・コスト・行きやすさを考慮して私が個人的に良いと思ったルートと宿泊場所を選びましたのでご了承下さい
大阪から行く場合の費用総額は?
大阪から二子玉川まで行く場合、最も効率よく行くためには、
伊丹空港(ANA or JAL) ➡︎ 羽田空港
往復 約24,000円
もしくは
関西国際空港(スターフライヤー) ➡︎ 羽田空港
往復 約23,000円
羽田空港(直通バス) ➡︎ 二子玉川駅
往復 2,300円
宿泊:ビジネスホテル二子玉川イン
一泊 約8,000円
これがベストと思われます。
移動費と宿泊費を合わせると、
合計 約33,300円〜34,300円
となります。
さらに受講料と合わせると…
合計 約131,300円〜132,300円
これが大阪からイングリッシュブートキャンプを受けに行くための総額となります。
名古屋から行く場合の費用総額は?
名古屋から二子玉川まで行く場合、最も効率よく行くためには、
名古屋駅(のぞみ) ➡︎ 新横浜駅
往復 約20,000円
新横浜駅(直通バス) ➡︎ 溝ノ口駅
往復 1,000円
溝ノ口駅(徒歩) ➡︎ 二子玉川駅
無料
溝ノ口駅(東急線) ➡︎ 二子玉川駅
往復 約260円
もしくは、
中部国際空港(ANA or JAL) ➡︎ 羽田空港
往復 約20,000円
羽田空港(直通バス) ➡︎ 二子玉川駅
往復 2,300円
宿泊:ビジネスホテル二子玉川イン
一泊 約8,000円
これがベストと思われます。
移動費と宿泊費を合わせると、
合計 約29,160円〜30,300円
となります。
さらに受講料と合わせると…
合計 約127,160円〜128,300円
これが名古屋からイングリッシュブートキャンプを受けに行くための総額となります。
福岡から行く場合の費用総額は?
福岡から二子玉川まで行く場合、最も効率よく行くためには、
福岡空港(スカイマーク) ➡︎ 羽田空港
往復 約30,000円
羽田空港(直通バス) ➡︎ 二子玉川駅
往復 2,300円
宿泊:ビジネスホテル二子玉川イン
一泊 約8,000円
これがベストと思われます。
移動費と宿泊費を合わせると、
合計 約40,300円
となります。
さらに受講料と合わせると…
合計 約138,300円
これが福岡からイングリッシュブートキャンプを受けに行くための総額となります。
札幌から行く場合の費用総額は?
札幌から二子玉川まで行く場合、最も効率よく行くためには、
新千歳空港(スカイマーク) ➡︎ 羽田空港
往復 約30,000円
羽田空港(直通バス) ➡︎ 二子玉川駅
往復 2,300円
宿泊:ビジネスホテル二子玉川イン
一泊 約8,000円
これがベストと思われます。
移動費と宿泊費を合わせると、
合計 約30,300円
となります。
さらに受講料と合わせると…
合計 約138,300円
これが札幌からイングリッシュブートキャンプを受けに行くための総額となります。
以上のことより、イングリッシュブートキャンプは、
他の短期集中型英会話スクールよりもやや割高で、移動費と宿泊費も考慮すると九州や北海道から受講するとなると、140,000円に迫る金額になるということがわかりました。
結局イングリッシュブートキャンプは選ぶべきではないのか?
では、結局イングリッシュブートキャンプは高いから安い他の短期集中型英会話スクールでいいのか…
必ずしもそうではありません。
もしあなたが、
・英語の読み書きまで徹底的に、なおかつ出来るだけ早く習得したい
というのであれば、読み書きまで網羅したカリキュラムを短期間でこなすことができるECC外語学院やアルプロスは大変おすすめです。
ぜひそちらをお選び下さい。
ただ、もしあなたが
・とにかく時間がない
・5日間以上の休みが取れない
・読み書きよりもまず英語で会話が出来るようになりたい
という状況であれば、イングリッシュブートキャンプかハイスピード英会話を選ぶべきです。
この2つは、合宿による超短期集中型なので、泊まり込みでひたすら喋って、読み書きよりも会話することに特化した英会話スクールです。
では、ハイスピード英会話とイングリッシュブートキャンプはどちらを選ぶべきか?
それは、
・あまり時間の縛りがなく、自分で仕事の時間が決められる自営業の人
・有給など5日間以上のまとまった休みが確保できる人
このような人は、合宿型の中でも長い期間受講でき、納得いくまで英会話に専念できるハイスピード英会話を選ぶべきでしょう。
しかし、
・5日間でさえ休みをとることが難しい人
・週末しか休みがなく有給も取りづらい仕事の人
このような人が多数ではないでしょうか?
その場合は、
週末や平日に2日間さえ確保できれば受講でき、最も効率に、最速で英語でのコミュニケーションが可能になるイングリッシュブートキャンプを選ぶのが絶対的におすすめです。
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