今現在、日本では2020東京オリンピック開催決定を機に年々グローバル化が進んできました。
そのため、ビジネスの現場でも英会話が必要な場面も多くなったり、海外出張がある会社なども増えてきているのが現状です。
そんな中、
・自分も海外で仕事がしたい!
・英語が話せるエリートサラリーマンになりたい!
・あの大手企業に入社したい!
という夢を持った高校生もいることでしょう。
また、
・息子を海外留学させたい!
・海外で仕事がしたいという子供の夢を叶えてあげたい
そんなお父さんお母さんもいると思います。
ただ、英会話スクールに申し込もうとしたときに…
・どの英会話スクールを選べばいいか分からない
・学校もあるので英会話スクールに割く時間もあまりない
・まずは英会話に慣れるためのきっかけが欲しい
そのように思う人も少なくないでしょう。
そこでおすすめなのがイングリッシュブートキャンプです。
- イングリッシュブートキャンプは高校生でも受けられる?
- あきらめちゃダメ!学生向けイングリッシュブートキャンプもある?
- 高校生向けイングリッシュブートキャンプの全貌とは
- 2019高校生向けキャンプのプログラム内容
- 高校生向けイングリッシュブートキャンプでついて行けるか心配な人へ
イングリッシュブートキャンプは高校生でも受けられる?
イングリッシュブートキャンプとは、
「たった2日間(20時間)で英語が喋れるを約束」
がキャッチフレーズの、超短期集中型の英会話スクールで、
完全日本語禁止の環境で、みっちり合宿を行うことで効率も良く、最短・最速で英会話が可能となるため、あまり時間がなくても問題なく受講することができます。
また2018年には、
日本テレビ「今夜くらべてみました」
日本テレビ「一周回って知らない話」
でもテレビ放送されたこともあり、より注目度が高くなりました。
しかし、公式サイトを見てみると受講可能な年齢は18歳以上
と記載されています。
どうやら、イングリッシュブートキャンプを受けるには、
「ビジネス英会話に必要な最低限の社会理解度を有している」
ということが条件のようです。
そのため、残念ながら受講したい場合は高校を卒業してからということになりそうです。
あきらめちゃダメ!学生向けイングリッシュブートキャンプもある?
正規のイングリッシュブートキャンプは高校卒業後となるかもしれませんが、
あきらめる必要はありません。
イングリッシュブートキャンプでは、
毎年高校生・大学生対象に夏休み企画として
「1DAYイングリッシュブートキャンプ」
というものを開催しているようです。
常時開催しているわけではありませんが、普段学校で忙しい学生からしたら時期的には問題ないでしょう。
今のところ数年続けて開催されているので、今夏も開催される可能性は大です。
定員制のようなので、公式サイトをこまめにチェックしながら、開催が決定したら早めに申し込んでみましょう。
なぜ高校生向けイングリッシュブートキャンプは1日だけ?
実は、このイングリッシュブートキャンプの本プログラムを2013年から北海道教育委員会が主催している4日間の高校生向けのイングリッシュスーパーキャンプという合宿の1日に組み込んだところ、
イングリッシュブートキャンプのプログラムが高校生にも有効であることを実証されたため、
学生の柔軟性と吸収力の高さがあれば、高校生向けに1dayバージョンでも十分に伸びるという確信を持ったからだそうです。
なぜ高校生向けイングリッシュブートキャンプは常時開催されない?
どうやら高校生向けにイングリッシュブートキャンプを開催して結果が出る確信はあったものの、
価格という問題にぶち当たってしまったようです。
高校生が、お年玉でなんとかやりくりできそうなレベルに抑えたいという思いがあったそうですが、
・プログラムの最大限の効果のため講師比率など「質」は落とさずにそのような安い価格帯では開催できない
・止むを得ず高校生と言えど価格を上げるというのも違う
・安い価格に合わせて講師比率を下げてプログラムを「薄く」するのもダメ
というように八方塞がり状態の中、
もう赤字覚悟でやるしかない!
と踏み切ったのです。
しかし、赤字を覚悟したキャンプ開催であるため、
キャンプを頻繁に開催することは困難なので、せいぜい、年に1回か数回、イベント的にやる、という形でしか出来なかったというわけなのです。
高校生向けイングリッシュブートキャンプの全貌とは
通常のイングリッシュブートキャンプは、社会人向けのプログラムとなっており、2日間の合宿制ですが、
1DAYイングリッシュブートキャンプでは、高校生向けに1日で受講できるようにつかられたコンパクトなプログラムです。
このプログラムのねらいは、
“勇気”をもって“Active”に英語を話すようになる!
「完璧な英語はいらない」、「もう今日から英語を使い始めて大丈夫なんだ」という感覚を味わい、英会話に自信をもつのが目的となっています。
2019高校生向けキャンプのプログラム内容
前回のイングリッシュブートキャンプの高校生向けのプログラムは以下の通りです。
プログラム内容詳細 |
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【10:10 – 10:40】Role playing I(外国人観光客に話しかけられたら) |
【11:00 – 11:30】Go to the moon! & You’ll love it(堂々と英語を話すトレーニング) |
【11:30 – 12:10】Impact introduction(第一印象を良くする自己紹介) |
【12:10 – 12:55】Lunch(ネイティブ講師と一緒に昼食) |
【12:55 – 13:35】Word challenge(セカンドベストイングリッシュの開発) |
【13:35 – 14:15】Quick shot(瞬間英発話力を鍛える) |
【14:25 – 15:05】Telling a Story(動画の状況説明) |
【15:15 – 16:05】Instant Reason(すぐに理由を答える訓練) |
【16:15 – 16:55】Video Letter(1日で学んだことをまとめて発表) |
【16:55 – 17:20】Role playing Ⅱ(1回目と比較) |
【17:20 – 17:40】Graduation ceremony(感動のエンディングセッション) |
次回も必ずこのプログラムになるかは分かりませんが、本来の大人向けのプログラムでも実際に行われているトレーニングなので、参考になると思います。
Role playing I(外国人観光客に話しかけられたら)
トレーニング開始の前にまず、
1日のプログラムを経ての変化を見るためにロールプレイングです。
内容は、
もし外国人観光客に話しかけられたらどうする?
という、誰にでも起こりうるシチュエーションでどのような対応を取るのかをトレーニングを始める前にスピーキングチェックを行います。
最初は、みんな何を言っていいのか分からず、目をそむけて自信無さげになってしまいます。
この後、1日みっちりと英語漬けのトレーニングを行うとどう変わるのかイングリッシュブートキャンプの力の見せどころです。
Go to the moon! & You’ll love it!(堂々と英語を話すトレーニング)
まずは、導入です。
英会話の基本を学んで行きます。
Go to the moon!
最初はGo to the moon! というトレーニングです。
これは、1962年にケネディ大統領が行ったスピーチ「The Moon Speech」の映像を見て繰り返し復唱するトレーニングです。
これはケネディ大統領の聴衆の注意をひく技術を参考にして、
・loud voice(大きな声)
・confident voice(自信のある声)
・gesture(ジェスチャー)
を用いて話すことが英会話において非常に重要であるということをを学びます。
You'll love it!
You`ll love it!の意味は(あなたはきっとそれを好きになる)です。いわゆる自分が好きなものを英語で発表してみんなにオススメするトレーニングです。
一人ずつみんなの前に立ち、自分のオススメしたいものの魅力(セールスポイント)を存分にアピールして、
最終的にYou`ll love it!で締めるという内容となります。
ここでは、先ほどのGo to the moon!で学んだ
・大きく自信のある声
に加え、
・しっかりアイコンタクトをとって
・笑顔で
ということも意識して相手にものを伝えるトレーニングを行なっていきます。
Impact Introduction(第一印象を良くする自己紹介)
次に、Impact Introductionです。直訳すると導入の影響、つまり会話の導入部分が楽しくコミュニケーション取るために影響を及ぼすという意味です。
これは、相手に自分を強く印象づける(特に良い印象)ための自己紹介トレーニングで、
2人1組でペアを組み、お互いの自己紹介を交互におこなっていきます。
ここで意識するべきことは、導入のGo to the moon! & You’ll love it!で学んだ、
・目をそらさず、しっかりアイコンタクトをとる
・笑顔で話す
・力強く握手する
です。これをスムーズに自然とできるようになるまで、何度も繰り返します。
これにより、相手に好印象を与えるための方法と、自分から相手に英語で声をかけるメンタルを鍛えることができるのです。
Lunch
基礎のトレーニングが終わったら、みんなでランチタイムです。
スタッフやインストラクターが盛り上げてくれるので非常にぎやかな雰囲気で食事をすることができます。
ただし、ここでももちろん日本語禁止です。
これも、英会話のトレーニングの一貫です。
Word challenge(セカンドベストイングリッシュの開発)
続いて、Word challenge と呼ばれる単語ゲームをしながらのトレーニングです。
これは、2人1組でペアとなり、一方がカードに書かれた正解の単語を見て、その単語について
自分が分かる単語をなんとか用いながら
説明します。
そして、もう1人の方が正解の単語が何なのかを当てるというものです。
これを制限時間内でいくつ正解できるのかを競います。
このゲームで重要となるのは、実際に伝えたい正しい単語(ベストイングリッシュ)ではなく、
伝えたい単語の意味を考え、その意味になるように知っている単語を組み合わせて表現するセカンドベストイングリッシュを用いて話すということです。

例えば「痛み止め」の単語を伝える場合、正しい英語では「painkillers」ですが、
分からない場合、用途は「痛みを止める薬」なので、
「pain stop medicine」でもOKなのです。
これをひたすら行うことで、スムーズに英語を話す力を鍛えることができるのです。
Quick shot(瞬間英発話力を鍛える)
次は、瞬間英発話力を鍛えるQuick Shot というトレーニングです。
これは、出される写真を見て、瞬間的に理解して英語で説明するトレーニングです。
ここでも、
セカンドベストイングリッシュ
用いて行い、特にスピードを意識して、話すことで瞬間発話力が鍛えられるのです。
Word challengeトレーニングのレベルアップしたバージョンと言えるでしょう。
Telling a Story(動画の状況説明)
次はさらにQuick Shotを発展させたTelling a storyというトレーニングです。これは、2人1組のペアとなり、1分半程度のビデオを見て、その内容を相手に対して説明をして正確に伝えるというものトレーニングです。
Quick Shotは写真でしたが、今回はユニークな動画です。その分情報量も格段に増え、難易度も上がるので、よりしっかりジェスチャーやセカンドベストイングリッシュをフル活用することが非常に重要になります。
Instant Reason(すぐに理由を答える訓練)
休む暇はありません。
次はInstant Reason(直訳で即時の理由) というトレーニングに入っていきます。
これは、講師から振られた質問に対して理由を瞬間的に考え答えていくトレーニングです。
ここでも大切なことは、ただ理由を述べていくのではなく、嫌でも身についてきた
・大きく自信のある声で
・大きなジェスチャー
・アイコンタクト
・笑顔
を意識することです。
これをスムーズに喋れるようになるまで何度も練習を繰り返します。
このトレーニングは少々レベルが高いですが、これまで学んできたことをしっかりと実践できれば必ずできる内容となっています。
知らぬ間にきっとクリアできる英会話力が身についているはずです。
Video Letter(1日で学んだことをまとめて発表)
最後のプログラムはVideo Letterです。
これは、1日で学んだ出来事を振り返ってグループで話し合い、絵(ENGLISH MAP)に書いてみんなの前で発表するというものです。
MAP作成するにあたってグループ全員で英語で話し合い
それぞれのグループが、個性を前面に出して、思い思いのMAPを書き上げていきます。
発表もこれまでの集大成となります。
1日中みっちりトレーニングを積んできたことをすべて出し切り、最高の発表をしてその日のトレーニングはめでたく終了となります。
Role playingII (最初の自分と比較)
すべてのトレーニングが終わると、再び最初と同様にロールプレイングを行います。
このとき、あなたは最初の自分を見ると逆に恥ずかしくなってしまうほどの成長を遂げているのに気づき驚くことでしょう。
一日中英語漬けなので非常に大変だとは思いますが、すべてのトレーニングをその日集まった仲間たちと耐え抜けば最高の充実感を感じることができるでしょう。
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Graduation ceremony
最後には感動のエンディングが待っています。
1日中英語漬けトレーニングを無事完了された受講生たちには卒業証書が授与されます。
このイングリッシュブートキャンプを受講したあとは英会話への抵抗もなくなり、より一層英語力を向上させるモチベーションも高めるためのきっかけとなるでしょう。
そして、将来世界での活躍も十分視野に入れることができるようになることでしょう。
高校生向けイングリッシュブートキャンプでついて行けるか心配な人へ
イングリッシュブートキャンプは、幅広いレベルの人でも受講可能で、
公式サイトでは、
高校卒業程度、あるいはTOEIC350以上程度の英語力を有している。
という条件が、問題なくイングリッシュブートキャンプを受講できるレベルとしています。
つまり、現役の高校生であればほぼ問題なく英会話に必要な単語力は備わっているということになります。

ちなみにTOEICのスコアが350というのは、英検3級レベル、つまり最低でも中学3年レベルの英語がある程度理解できておく必要があるということです。
余裕ですね!
もし自信がなければ、最低でも中学英語までは復習をして、知識をStockしてからイングリッシュブートキャンプに臨みましょう。
自分のTOEICスコアが350程度以上であるかどうか調べられる?
自分のTOEICスコアが350以上あるのかがわからない場合、すぐにTOEICや英検の試験を受けられるわけではありません。
そんなときに自分でも適切なレベルなのかどうかを図るために2つの方法があります。
公式サイトの
・NGSL(ニュージェネラルサービスリスト)の単語チェックテストを受ける
・NGSLのリスニングチェックテストを受ける
の2つです。
NGSLの単語チェックテストを受ける
New General Service List(NGSL)では、「この882語の単語がわかれば英会話の90%を理解できる」という英単語をリストしています。

※New General Service List (NGSL)とは、英語を第2外国語として学ぶ人に向けて造られた基本英単語リストのことです。これが理解できれば、英会話の90%は理解できると言われています。
下の単語表は、そこからランダムに50語を抽出した単語リストの例です。
このNGSLの単語テストをイングリッシュブートキャンプの公式サイトから無料で受けることができます。公式サイトでちゃんと毎回ランダムで50個の単語が出されます。
NGSLのリスニングチェックテストを受ける
また、NGSLを使用したリスニングテストも無料で受けることができます。
このリスニングテストは5分程度で、10問中5問以上正解できればイングリッシュブートキャンプへの参加は問題ありません。
イングリッシュブートキャンプ主催側が受講した高校生たちに伝えたいこと
この高校生向けイングリッシュブートキャンプは、もちろん実際に参加した受講生の英会話力の向上が最大の目的なのですが、
残念ながら高校生向けイングリッシュブートキャンプは少人数制で、定員がいっぱいになると締め切らざるを得ません。
しかし主催側は、より多くの学生たちに
「完璧な英語はいらない」
「もう今日から英語を使い始めて大丈夫なんだ」
ということを知って欲しいという考えがあるようです。
しかし、定員には限りがあります。
そこで、実際に参加した受講生のみんながこのキャンプで得た自信と感じたことを、
自分の周りの人たちに発信してほしい
ということが主催側がの真の願いなのです。
受講できる定員が10数名でも、受講生それぞれがイングリッシュブートキャンプイズムを周りに発信すれば、その何倍もの人が
「なんだ、英会話ってすぐにはじめていいらしいぞ」
と考え始めてくれることができ、イングリッシュブートキャンプとして大成功をおさめることができるのです。
もし
英語は話してみたいけど、
・あまり勇気がない
・自信がない
という学生がいれば、高校生向けの1DAYイングリッシュブートキャンプに参加、もしくは紹介してみてはいかがでしょうか。
1DAYイングリッシュブートキャンプ
は夏休み期間限定
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高校生向けイングリッシュブートキャンプ詳細情報
日程 | 未定(毎年夏休みの時期) |
参加資格 | ■開催日時点で高校に在学中の方 ■受講の様子の映像を公開可能な方(Youtube,SNS等) ※親御様からの同意書が必要 |
参加費 | 9,000円(税別) |
集合 | 9:30[開場] 10:00[開始] |
解散 | 18:00[解散] |
場所 | イングリッシュブートキャンプ二子玉川ベース (東京都世田谷区玉川3丁目15-16金原ビル4F) |
食事 | 昼食、コーヒー、おやつ(スナック等)支給有り |
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